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ニック先生の必勝法


たった40パターンで英会話!




◆英語が上達するこつは?
文法と単語だけを勉強すると直訳しかできません。
でも言語によっては言い方や表現の仕方がまったく違うので直訳は通じません。
言語的にも文化的にもまったく繋がりのない英語と日本語とでは特にそう言えます。最初から言い回しや表現の仕方が違います。
例えば僕のイギリス人の友達が日本語を学んでいますが文法と単語しか勉強していないので
「I’m looking forward to〜(〜を楽しみにしている)」
を直訳して「〜を前に見ている」とよく言っています。
これは「英語に無理やり合わせた日本語」つまり「英語日本語」です、もちろん通じません。
同じように日本語の言い方を直訳しても「日本語に無理矢理合わせた英語」つまり「日本語英語」になります。直訳は絶対にダメです。皆さんに必要なのは「英語に合わせた英語」つまり「英語英語」です。

◆英語、英語って難しそう。
日本語も英語も何語でもそうですが、言い方は最初から決まっています。
ということは自分で苦労して作る必要はありません。
日本語の言い方に合わせるのではなく、ネイティブが使っている「決まった形」に動詞を色々置き換えます。
決まっているパターンを「型」として覚えて、その「型」に動詞を「当てはめる」だけでもっと簡単にもっと自然な英語ができます。
いろんな文法のルールを重ねて考えながら単語を1つずつ当てずっぽうに並べていくよりもずっと簡単ですし、日本語を直訳した英語よりもずっと英語らしい英語になります。

例えば
「ニューヨークに住んでいてどんな感じですか?」は
「What’s it like living in New York?」 と言います。文法を一切考えずに
「What’s it like〜ing?(〜はどんな感じ?)」という決まった「型」に
「live in New York(ニューヨークに住む)」を「当てはめる」だけです。

つまりこんな感覚です。

What’s it like living in New York?

そして同じ「型」に別の動詞を当てはめて色々言ってみましょう。

What’s it like living alone? 一人暮らしってどう?
What’s it like working there? あそこで働いていてどうですか?
What’s it like running your own business? 自分の会社を経営するのはどんな感じ?
What’s it like going out with him? 彼と付き合っていてどうですか?

◆実は英語が簡単なわけは?
決まった「型」に「グループ化した動詞」を当てはめるだけでほとんどのことが言えます。
いくつかの基本的な「型」と「グループ化した動詞」をリストアップしましょう。自由に組み合わせてみてください。

型 グループ化した動詞
Can I〜? 〜してもいい? go home (帰る)
Can you〜? 〜してくれる? go to work (会社に行く)
Do you want to〜? 〜したい?・〜しようか?   do overtime (残業する)
Do you want me to〜? 〜してあげようか? make dinner (ご飯を作る)
Why don't you〜? 〜すれば? do the dishes (皿洗いをする)
  go drinking (飲みに行く)
  go shopping (買い物する)
  get a video (ビデオを借りる)
  get back together (よりを戻す)
  ask 人 out ([愛の]告白する)

例えば
Can I go home? 帰ってもいいですか?
Can you do the dishes? 皿洗いしてくれる?
Do you want to go shopping? 買い物行かない?
Do you want me to get a video? ビデオを借りて帰ろうか?
Why don’t you get back together? よりを戻しちゃえば?

どれも「A」と「B」を組み合わせるだけでとても簡単であり、
そして100%自然な英語です。これが英語に合わせた「英語英語」です。
ここにあるのは本当に基本的なものばかりですが、日常会話でもビジネス英語でも、
どんなに難しい英語でも基本は一緒です。文法ではなくて「形」で覚えた方がずっと効率的です。
例えば、もっとも複雑な文法を使うのは過去のことに対して仮定法を使うときなのですが、
これも「I would've(done) if I had(done)(もし〜だったら〜したのに)」という
「型」で覚えた方がずっと早くて簡単です。この「型」に動詞を「当てはめる」という感覚が一番大事です。
日常会話で使われる単語は誰もが知っている単語ばかりです。
グループ化した言い方さえ覚えれば英語はあなたのもの!
僕が書いた英語本「たった40パターンで英会話」では40の「型」以外にもたくさんの「グループ化した動詞」を紹介しています。200本以上の映画の台本を分析して一番よく出てくるフレーズをピックアップしています。
40の「型」とたくさんの「グループ化した動詞」を自由に組み合わせるだけで日常会話の80%ができるようになります。


◆外人が言ってることがわかりませんが…?
グループ化した言い方や「型」を知っていればヒアリングもずっと楽になります。
ネイティブはすごく早口で話すので単語を1つずつ聞き取ろうと思っても無理です。
発音においてもネイティブは単語をくっつけて話すので単語の間に区切りがなく非常に聞こえづらいですが、
グループ化して覚えればそれだけ文章のパーツが大きくなるので聞こえやすくなります。
そして言い回しの「型」を知っていれば聞こえますがそういう言い方を知らなければ聞こえません。
このように小さいパーツがたくさんあるより大きなパーツが少ない方が聞き取りやすいのです。逆に言えば、ネイティブはグループ化した決まった言い方を使っているから早く話せるのです。



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